報告だけの電話代行と、取り次げる電話代行の違い
電話代行サービスは、料金や報告方法の違いよりも先に、「報告だけの電話代行」か「取り次げる電話代行」かで分かれます。Webで申し込んですぐ使える手軽なサービスの多くは前者で、設定が少ない分、できる対応も限られます。ここでは2つの型の違いと、選ぶときの確認項目をまとめました。
2つの型でできることの違い
どちらもオペレーターが会社名で電話に出て、内容をチャットやメールで報告する点は同じです。違いは「電話の相手に対して、その場で何ができるか」です。
| 報告だけの電話代行 | 取り次げる電話代行(ハートフル) | |
|---|---|---|
| 電話の受け方 | 会社名で応対し、用件と連絡先を聞く | 会社名で応対し、用件と連絡先を聞く |
| 相手への案内 | 「担当者から折り返します」の一種類 | 登録した予定に合わせて「外出中で15時に戻ります」「本日は休業です」など、状況に応じた案内ができる |
| 急ぎの電話 | 報告を見てから折り返す。相手は待つしかない | 相手を保留にして担当者に確認し、そのまま電話をつなぐ(取次転送) |
| 取引先からの電話 | 初めての相手と同じ扱い | あらかじめ登録した取引先は名前を確認したうえで応対(電話帳登録) |
| 営業電話 | 受けた内容がそのまま報告される | その場で断る、着信拒否に登録する、営業お断りガイダンスを流す(営業電話・迷惑電話の対応) |
| よく聞かれる質問 | すべて折り返し | 営業時間や場所などは登録しておけばその場で答える(その場で答える質問の登録) |
| 報告 | チャットやメール | チャットやメール。用件や宛名ごとに報告先を分けることもできる |
| 設定 | 少ない。申し込み後すぐ使える | 最初は会社名と報告先だけで始められ、社員名・取引先・予定・質問への回答などを必要に応じて追加していく |
「設定が少ない」は「対応できることが少ない」と同じ意味です
オペレーターは、登録されている情報の範囲でしか判断できません。登録するものが少なければ、どの電話も「折り返します」としか言えなくなります。逆に、登録した情報の一つひとつが、そのまま「できる対応」になります。
登録するもの
社員名・担当部署
宛名を聞いて担当者へ取り次ぐ、担当者ごとに報告先を分ける
登録するもの
取引先の電話番号
取引先からの電話を名前で応対する、取引先の電話だけ取り次ぐ
登録するもの
その日の予定
「外出中で15時に戻る」「会議中で折り返す」と相手に状況を案内する
登録するもの
よく聞かれる質問の答え
営業時間・場所・受付方法などをその場で答え、折り返しを減らす
登録するもの
営業電話への方針
その場で断る、着信拒否に登録する、営業お断りガイダンスを流す
登録するもの
聞いてほしい項目
物件名や案件名など、業種に必要な項目を確認してから報告する
これらはすべて無料オプションとこんな対応もしていますで登録できる内容です。設定が多いのは手間のためではなく、電話の相手にその場で対応するためです。
報告だけの電話代行で足りる会社、足りない会社
足りる会社:電話のほとんどが「折り返せば済む」問い合わせで、急ぎの電話がなく、営業電話も自分で報告を見て捨てればよい、という運用の会社です。
足りない会社:取引先や顧客から「今すぐ担当者と話したい」電話がある、面談中・現場作業中に予定を案内してほしい、営業電話を担当者の目に触れさせたくない、業種特有の項目(物件名・事件番号・注文内容など)を聞き取ってほしい会社です。士業事務所、建築・不動産、個人事業主で1人で対応している方は、ほとんどがこちらに当たります。
電話代行を選ぶときの確認項目
料金表だけでは分かりにくい点です。契約前に確認しておくと、「思っていた対応と違う」を防げます。
- 相手を保留にして担当者に電話をつなぐ「取次転送」ができるか
- 外出・会議・休業など、その日の予定に合わせた案内ができるか
- 営業電話をその場で断れるか、着信拒否の登録ができるか
- 取引先を登録して、名前で応対できるか
- よく聞かれる質問にその場で答えてもらえるか
- 基本料金に含まれるコール数と、超過1コールあたりの料金
- 対応時間(平日のみか、夜間・土日は別料金か)
- 無料トライアルの有無と、期間中に解約できるか
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