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自分が創り出せるもの
2018年10月10日 08:01:32
生きるために食べるべきで、食べるために生きてはならぬソクラテスの有名な言葉です。
~ソクラテス
日本でも古くから仏教で唱えられている内容です。
わたしは本当にそのとおりで、ただ、食べるだけに生きていたら
この人生、本当につまらないです。
でも、このソクラテスのいう「食べる」という意味を
ちょっと違った角度で捉えている方もいらっしゃるようで驚いたのですが
生きるために食べるの「食べる」は、
なにも食を粗末に扱うということでは決してありません。
農作物から自分の口に入るまでに、沢山の人の手を介しているわけで
美味しいものを食せるのは、とてもありがたいことです。
ただ、ここでいう「食べる」というのはそういうことではないと思います。
「食べる」というのは、自分のことですが
人間は食べる以外にも、幸せを感じることがたくさんあります。
人間以外の動物にはなかなか感じられない、と
直接的な自分の利益にならないような
プライスレスなことがたくさんあります。
(結果的に自分にとって大きな利益になりうるのですが)
そういったことを創り出すために、人間は生きていると思うのです。
自己の利益だけに目をやるのではなく
誰かのためになる、自分が創り出せるものを模索することが
本当の生きるということなのではないでしょうか。
「自己犠牲」と「自我を手放す」を混同してしまうと
身動きができなくなってしまいますね。
そんなことを考えた、朝でした。
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