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力を引き出すということ

電話代行日記

2015年12月21日 08:11:19

昨日は、息子が通う学校が出場する吹奏楽の演奏会でした。
その他、都内の小学校7校の演奏がありました。
それぞれ個性があり、とても楽しいひと時でした。
日頃の練習の成果を披露するとあって
こどもたちは、皆緊張していました。
「一生懸命」さがひしひしと伝わってきて、活力をわけていただきました。
 
子どもがメインではあるものの、その子どもたちを指導する先生には
もぉ、本当に頭があがりません。
全身全霊で指揮する先生の後ろ姿をみて
ふと思ったのは、先生がしている「指揮」って、
リズムや間、抑揚などの「命令」でも「指示」でもなく
子どもたちの力を、全身全霊で引き出そうとしているように見えたのです。
子どもたちはそんな先生をじぃっと見つめ、皆の力が一つになるその瞬間
言葉では言い表せないものが伝わってきたのです。
吹奏楽のみならず、生の楽器の演奏や歌声は
「音」を越えた何かを伝える事ができるのだと実感しています。
 
肝心の息子の演奏ですが
練習では何度もミスしていた箇所がうまくできたということで
終わったあとはほっとした様子でした。
 
子育てと、仕事での指導はよく似ていると言われていますが
「指導」ってやはり、「気づかせて」「能力を引き出す」ってことなのだと思います。
目先の事だけを考えていると、どうしても「思い通りに行動させる」というような
指導になりがちですが
相手を尊重する事によって、さらに大きな能力を引き出せるのではないかと
改めておもいました。
 
とにもかくにも、素晴らしい演奏を聴くことができ
先生にも、生徒さんたちにも、息子にも感謝です。