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年始のご挨拶(2020年)

電話代行日記

2020年01月06日 07:18:00

令和はじめての年越しとなりました。

昨年4月に元号が発表された際
この「令和」という言葉は、万葉集からとられた言葉だと知りました。

その万葉集の中で、柿本人麻呂がこう歌っています。
「しきしまの大和の国は言霊の幸(さき)わう国ぞ ま幸(さき)くありこそ」

’’日本は言葉の力で幸せをもたらせる国’’ という意味なのだそうです。

以前にもブログに書いたことがあるのですが
日本人というのは、他国の方よりも、お話をするときに
身振り手振り(ジェスチャー)が少ないと言われています。

それは、昔から日本人は言霊を大切にしているからなのではと
思えてきました。
言霊を感じる繊細な触覚が、私達日本人には備わっているのだと思えてなりません。

柿本人麻呂の言うように、言葉で誰かを幸せにできる国というのは
そいういうことなのでしょう。

一方で、言葉に繊細なわたしたちは、言葉で大きく傷つくこともあるのでしょう。

だからこそ、暖かい言葉を意識的に、たくさんたくさん遣えば
幸せがどんどん広がっていくのではないでしょうか。
それが日本人にはできるのだと、柿本人麻呂が言っているのです。
きっとできるのだとわたしも信じています。

お電話のお仕事は、まさに身振り手振りに頼らない
言葉のみのやりとりのお仕事です。
言葉を通じて、「感じる力」は、電話秘書としては必要な能力です。
それが、プロの電話秘書になるということです。

「ありがとうございます。」
「お世話になっております。」

私共が毎日、電話に出るたび口にしている言葉です。
どうせなら、心を込めて、想いを込めて伝えたいですね。
そして、その言葉は、お話の相手の方へ通じ、
お客さまへ通じ、たくさんの方に伝わっていき
巡り巡って自分に還ってくるはずなのです!

今年は、いよいよオリンピックです。
世界中からたくさんの方が日本へやってきます。
一生のうち、思い出深い1年になることは必至です。

オリンピック前後には、普段ではないような
思いもよらない内容のお電話がくるのではないかと
いまからワクワクしています。

本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様にとって、素敵な一年になりますよう
心よりお祈り申し上げます。


ハートフルコールセンター
高田